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執筆者の写真Kei Tomoda

【コラム】PDCAはもう過去のもの。これからはDAPPE理論で!

更新日:2021年8月25日

3年半の任期満了に伴い、3月31日を持って七尾ローカルベンチャー事業が終了した。 七尾での取り組みについて振り返る成果報告会を行ったのだが、その中で「実はあまり計画(プラン)を持たずにやってきた」と述べた。 戦略は持つが、計画は持たない。 あえて計画を持たない戦略。 それはなぜか!?

2019年末から今も続くコロナ禍がまさにそうだと言えるが、現代は、将来の予測が困難な状況を示す「VUCAの時代」と呼ばれている。

※広く認識されるきっかけとなったのは、2016年に開催された「世界経済フォーラム(ダボス会議)」です。ダボス会議で、「VUCAワールド」という言葉が使われ、「今はVUCAの時代だ」ということが、世界的な共通認識となりました。

VUCAとは、ビジネス環境や市場、組織、個人などあらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難になっている状況を意味する造語である。 Volatility(変動性・不安定さ) Uncertainty(不確実性・不確定さ) Complexity(複雑性) Ambiguity(曖昧性・不明確さ) という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味する。

この不確実で、予測不可能な時代の変化に対応するためには、あくまで想定外の出来事が起きず、状況が変わらないことを前提としたフレームワークである「PDCA」サイクルではそぐわない。 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)と順序だてていては、刻々と変化する情勢に臨機応変に対応できない。 VUCAの時代はビジネスにおいて「即断即決」が重要である。 そこで、これからのビジネスでは「PDCA」ではなく「DAPPE」だと言える。 「DAPPE」は「だっぺ」と読む。


Do…まずやる Act…やってみたらすぐに良し悪しが見えてくるのですぐ改善する Purify…たくさんの行動からベストのものを選ぶ Prompt…アーリーアダプター※をそそのかす Escalate…世の中をエスカレートさせる

※流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。 VUCAの時代は、まずはDOだということで、DAPPEが変化に柔軟かつ迅速な対応が可能なサイクルだということがお分かりいただけるだろうか。   Doを数多くこなすといい。 DoとACTを何度も繰り返したうえで、Purfy→Prompt→Escalateと進めていく。 DADADADADAPPEとなるかもしれないし、DDDDDDDDDADAPPEかもしれない。

七尾街づくりセンターでは、とにかくやってみるという姿勢で取り組んできた。 そのおかげで、休眠状態だった七尾街づくりセンターという会社が、ニュースを作り、人を呼び、コロナ対策事業として、商工会議所、七尾JCと連携した#がんばろう七尾!プロジェクトを実施するなど垣根を超えた取り組みを実現することが出来た。

・173件(4月以降も含めると175件!)のマスコミなどの掲載件数

・276人の移住者

・クラウドファンディング(飲食店・宿泊施設の応援)で、1000万円以上達成!!

 ⇒ 七尾JCが全国JCの活動でグランプリを受賞!


PDCAで動いていたら、間違いなくこの結果は出なかった。

時代の流れを読み(先取りし)、行動するからこそ、様々な取り組みができた。

詳しくは、以下のYoutubeをご覧ください。

▼七尾市での3年半の取り組みの成果報告会はこちら

 

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