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スタッフ

【レポ】ローカルベンチャーサミット2020 七尾のSDGs版Wantedly!~社会的インパクトを生み出す企業と七尾の協創~

更新日:2021年5月16日

2つ目の分科会は「七尾のSDGs版Wantedly!~社会的インパクトを生み出す企業と七尾の協創~」です。


こちらの分科会では、友田と3名が登壇。 トップバッターの友田から七尾市の取り組みと課題について紹介させていただきました。

▼七尾市は創業支援に力を入れている 2014年以来、90件ほどの創業を後押ししている

民間事業所は減少傾向にあり。 ▼七尾に人を呼ぶための活動「七尾を元気にするループ」をご紹介













▼事業承継=七尾事業承継オーケストラ(この話は次回の分科会で詳しく話しています) ▼新規事業開発支援 ▼移住支援

▼地域の課題 続いて七尾市の代表的なプレーヤー3名からそれぞれの取り組みについてお話いただきました。



・注目を浴びる石川県能登の「里山里海」


・能登は世界農業遺産に認定されている、それは・・・ 能登の人々の営みによって守られてきた生態系や暮らし方が世界レベルであるという認定を受けたということ。

→農業とは言いながら、棚田、お祭り、漁業、揚げ浜式製塩法、海女業、治水、これらの仕組み全体が世界農業遺産に認定

・農業・水産業の課題解決(高齢化、後継者不足) ・食と観光の関係人口の拡大 ・雇用拡大 ・自然のめぐみを活かし、生産者が疲弊しない収入を得られる仕組み作りに取り組む。 ・遊休施設の活用、ローカル線の無人駅の有効活用化、ネットで話題に。 ・何もない集落での地域コミュニティの形成、高齢者の居場所作り ・古い民家を改装して飲食店を始める  →漁業と観光を組み合わせた仕組み

・牡蠣と野菜を目的に観光客が2万人以上訪れるような場所に


色々と課題がある中でもやりたいことは、

・牡蠣の殻の処分、肥料として有効活用していきたい ・ローカル線の無人駅を鉄道とコラボレーションをして活用 ・和倉温泉の旅館から出る食料残差の肥料化 ・和倉温泉の旅館に地元の農家・事業者が食材を卸す仕組みを作りたい これらの実現には多くの人の力が必要だと話されていました。 ▼浜焼き能登風土


地域おこし協力隊として移住し、現在は事業を展開している小山氏の取り組みについてご紹介いただきました。 小山さんは、ご自身が移住してきた本人として、能登の魅力を伝える活動を実施されています。


クラシノサイクル …日本の伝統的な文化が数多く残るのどかな能登島をガイドと一緒に巡るサイクリングツアーを実施。自給自足的な漁業や農業など、能登島のナマの生活に触れることが出来ます。


のと島ちびっこ探検隊 …地元の人にに教えてもらいながら、親子で能登の自然や農業を体験できるプログラム。


うれし!たのし!島流し …能登島が流刑地だったということを逆手にとったイベント。 (小山さんはこのイベントがきっかけで能登に移住を決めたそうです)

・休耕田でお米を作っていたら、ニュースをみた酒造会社から声がかかり、能登島の生産者さん事業者さん8組と一緒に「能登島」というお酒が出来た(能登島外では手に入らないそうです!) 20年ぶりに能登島で酒米が復活!







森山さんは、「まちづくり」と「自動車学校」二つの軸で活動を行っています。

新しい取り組みとしてドローン事業を展開。 実は自動車学校のドローン事業はトレンドだそうです。


ドローンを活用した取り組みは、今後需要が高まることは間違いないと感じるような森山社長のお話でした。 最後に、今後の森山社長の挑戦についてお話がありました。  ・防災拠点としての自動車学校  ・ワーケーションスタイルの合宿免許  ・「安全」をテーマにした企業コンサルティング事業 今後の取り組みに期待大です! ▼七尾自動車学校


続いて、大いに盛り上がった質疑応答をご紹介します。


Q)移住を考えるようになって、移住が決まるまでの心の動き、経験談を教えて下さい A)小山さんより  子育て出来るか、というのが重要ポイントだった  参加したイベントで子供たちが輪に入って遊んでいるのを目にして、これなら大丈夫だと思えた  妻の説得が重要ミッション  七尾特有の冬を見てみてから  移住者の話を聞くこと  つながりがあると移住まで安心して動ける

Q)酒井さんへ質問)農業に進んだ理由、資金は? A)田舎でしか出来ないことをしたいと思った。  もともとやっていた事業は年を取っても続けられないと感じていた  やっていた事業のおかげで新しい挑戦できた  農業が継続する仕組みを作り、信頼を得られた  交流が好き、地域コミュニティを大切にしていると、物の支援・知恵の支援が得られて取り組むことが出来た   Q)酒井さんへ質問)無人駅に店舗を構えることで乗車率に変化はあった?

A)搭乗率延べ人数50人の駅(使っているのは25人)  「浜焼き能登風土」に観光客が来ると延べ人数80人増える  200%以上は超えているはず!

Q)いきなり移住定住は難しい、どのようなステップを考えているか? A)森山さんより、   ライトに触れ合える機会をどれだけ作れるか   移住定住にストーリー・ステップが必要   移住者のネットワークに移住前に来てもらって   安心してもらえる受け入れ態勢を作っています

A)友田より

  関連人口=常連人口を増やす


Q)収入面について   A)小山さんより   地域おこし協力隊の仕事とその仕事が終わった後の収入に実際悩んだ   ポートフォリオワーカーという新しい働き方をアドバイスもらった   働き方を組み合わせる   その場所にあった働き方   リスク分散にもつながる   七尾はそういう働き方に寛容


Q)地域の事業者が変わっていく流れはどのように起こってきたか? A)森山さんより

  新しい風が入ってくることが重要だと感じている。

  新しい刺激=風、地元=土のコラボレーションが生まれたから



Q)七尾のおもしろさは? A)森山さん 祭り!

A)小山さん おすそ分けとお返しの仕組みが面白い!コミュニケーション

A)酒井さん やっぱり祭り!



Q)苦労したことは?

A)集落の集まりに顔を出すこと、地域の人と関係性を築いておくことが大切だと感じている



Q)能登の自治体のサポートはしっかりされていますか? A)していると思います。だから移住実績があるのだと思います。


ご参加いただいた方からのコメントにもあったように、 みなさんが生き生きと働いていらっしゃる様子感じられたことがとても印象的でした!


七尾市では、七尾市を持続可能な地域にするため、もっと都市部の企業や個人にも、もっと関わっていただきたい!と考えています。

「社会課題や地域課題に向き合い、地方でSDGsを実践したい」「地方創生に役立ちたい」などの想いがある企業のみなさまと七尾市内で活動するプロジェクトとを結ぶプラットフォームとなる七尾SDGsコンシェルジュWEBサイトがオープンしました。

▼七尾SDGsコンシェルジュ WEBサイト https://nanao-sdgs.net/


七尾SDGsコンシェルジュとは?

「社会課題や地域課題に向き合い、地方でSDGsを実践したい」「地方創生に役立ちたい」などの想いがある企業のみなさまと七尾市内で活動するプロジェクトとを結ぶプラットフォームです。 地方を応援したい企業のみなさんが七尾で取り組まれている様々なプロジェクトについて知り、応援することができます。


私たち七尾SDGsコンシェルジュは、七尾市内のプロジェクトで「つながる」お手伝いを致します。 SDGsを切り口とした企業連携や新規プロジェクト組成のコーディネート、サテライトオフィスやコワーキングスペース情報の提供、企業版ふるさと納税や地域おこし企業人の制度利用サポートetc…

10年先の七尾の未来をつくるチャレンジを一緒に育んでいただける企業の皆さまへ、様々な「地域資源」や「ひと」、「機会」を「つなぐ」お手伝いをしています。


ぜひこちらのWEBサイトをご覧ください!


▼七尾SDGsコンシェルジュ WEBサイト https://nanao-sdgs.net/

 

 

次回は、 大廃業時代における雇われない生き方

「事業継承3.0=Reベンチャー」

協業から見えてきた成功と仮設と新たな課題 のレポートをお届けします!

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